- 40代に入り仕事と家庭の両立がしんどいのはなぜ?
- このまま働き続けるべきか、辞めるべきかと悩んでいる
- 収入面や将来のことを考えると怖くてやめられない
ワーママとして頑張ってきたからこそ、仕事を続けるメリットを感じる一方で、限界を感じている方も多いと思いのではないでしょうか。
「辞めるかどうか迷っている」「辞めた後の生活が不安」という方に向けて、40代ワーママが後悔しない選択をするためのポイントをお伝えします。
筆者は正社員歴約20年、ワーママ歴8年で会社をやめた者です。
今は在宅フリーランスで金融系のWebライターをしています。
私の実体験をまじえて、仕事を辞めるかどうかの判断基準・辞める前にやるべき準備・お金の不安を減らす方法など、具体的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたにとってベストな道が見えてくるはずです!
無理をしすぎず、自分に合った働き方を見つけていきましょう。
「疲れたワーママが正社員として働き続けるための対策」をメインに書いた別記事もあるので、気になる方はあわせてチェックしてください。

いくら
- 在宅フルタイムの金融系Webライター
- FP2級
- 会社員経験20年
(内ワーママ歴8年) - 子は11歳
- 会社を辞めたいと思いながら長年働き続け
2023年3月にやっと退職
40代ワーママが疲れる理由
40代になると、仕事の責任が増す一方で家庭の負担も減らず、心身ともに疲れやすくなります。
ワーママが特に疲れを感じる理由として、以下のようなものが挙げられます。
- 仕事と家庭の両立が負担だから
- 今の仕事が向いていないと感じるから
- キャリアの停滞があるから
- 体力の衰えがあるから
順番に説明します。
仕事と家庭の両立が負担だから
新しい仕事を覚えたり、職場での責任が増えると、それだけで大変ですよね。
さらに家庭では、子どもの学校行事や習い事の送迎、家事の負担が増えることで、休まる時間がほとんどありません。
土日も家事や育児に追われて休めないため、疲れが蓄積しやすくなります。

自分が40代・子どもが小学生以上になっても、育児にかかる手間ってなかなか減らず、大変ですよね…
今の仕事が向いていないと感じるから
働き続けているうちに、「この仕事、本当に向いてるの?」と感じることが増えてきます。
単調な作業が苦痛に感じたり、逆に裁量が大きくプレッシャーが強すぎて、精神的にしんどくなることもありますよね。
向いていない仕事を続けることは、余計なストレスを増やし、疲れを倍増させる原因になります。



私の場合は、興味が持てない仕事内容だけど、裁量が大きくてつらいパターンでした。
キャリアの停滞があるから
長年働いているのに、昇進やキャリアアップのチャンスがなかなか巡ってこないとモヤモヤしませんか?
特に、時短勤務をしていると「頑張っても評価されない」と感じることが多いでしょう。
このまま続けていても未来が見えないと感じると、働くモチベーションが下がってしまいます。
体力の衰えがあるから
40代になると、20〜30代の頃と比べて体力の衰えを実感することが増えてきます。
通勤だけで疲れ切ってしまったり、夜に家事をこなすのがしんどくなったり。
しっかり休んでも疲れが取れにくくなるため、毎日がヘトヘトになりがちです。



私は体力がないうえに通勤片道90分かかり、毎日死んでいました。。
40代疲れたワーママが辞めどきを判断する方法
仕事を辞めるかどうか迷っているとき、どのタイミングで決断すべきか分からないことがありますよね。
辞める・続けるの判断をするために、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 仕事を続けるメリット・デメリットを比較する
- 今の会社に魅力を感じるかを考える
- 体力が持つかチェックする
- 精神が持つかチェックする
- 夫・家族の理解があるかチェックする
順番に説明します。
仕事を続けるメリット・デメリットを比較する
まずは、仕事を続けることで得られるメリットと、続けることで生じるデメリットを整理してみましょう。
メリットの例
- 収入の安定がある
- 社会保険や福利厚生が適用される
- 職場の人間関係を維持できる
- キャリアを積み重ねられる
デメリットの例
- 体力的・精神的な負担が大きい
- 家庭との両立が難しくなる
- 自由な時間が取れない
- 仕事内容や職場環境に不満がある
メリットが多ければ続ける選択肢もありですが、デメリットが上回る場合は辞める決断を考えても良いかもしれません。



私は収入と福利厚生が捨てがたく、5年以上辞める決心ができませんでした。
葛藤は、別記事のこちらに詳しく書いています。
今の会社に魅力を感じるかを考える
今の仕事が「続ける価値のあるものか」を考えることも重要です。
- 仕事にやりがいを感じるか
- 給与や昇給の見込みがあるか
- スキルアップのチャンスがあるか
- 職場の人間関係は良好か
もし、これらの要素に「魅力を感じない」と思うなら、転職や働き方の見直しを検討するタイミングかもしれません。
会社の魅力がうまく整理できないときは、私が別記事で書いた「人が会社に魅力を感じる要素の4P」を参考にしてみてください。
体力が持つかチェックする
40代になると、仕事を続ける体力があるかどうかも重要なポイントです。
- 朝起きるのが辛い
- 通勤がしんどいと感じる
- 仕事終わりに何もできないくらい疲れる
このような状態が続くなら、働き方を見直すタイミングかもしれません。



私はぜんぶ当てはまっていました!
精神が持つかチェックする
仕事を続けることで、精神的に追い詰められていないかも確認しましょう。
- 仕事のことを考えると憂鬱になる
- 休日も気持ちが休まらない
- 涙が出ることが増えた
このようなサインが出ている場合は、無理をせずに環境を変えることを考えたほうが良いでしょう。
夫・家族の理解があるかチェックする
仕事を辞めるかどうかを決める前に、家族の意見も大切です。
- 退職後の生活設計をどうするか
- 家計の負担をどう分担するか
- 家事・育児の分担をどうするか
家族としっかり話し合い、理解を得た上で決断すると、辞めた後の生活もスムーズになりますよ。
私は、辞めることに対する夫の理解を得るまでがいちばん大変でした。



くわしくは、別記事のこちらに書いています。
完全に辞めるのではなく「働き方を変える」のも選択肢
「もう限界…」と感じたとき、すぐに仕事を辞めるのではなく、働き方を変えるという選択肢もありますよ。
仕事を続けながらも、負担を軽減する方法を考えてみましょう。
働き方を変える具体的な方法
「今の仕事が大変すぎる」と感じたら、以下のような働き方を検討してみてください。
- 時短勤務に切り替える(フルタイムではなく、短時間勤務にする)
- リモートワークを活用する(在宅勤務で通勤の負担を減らす)
- 副業を始めて、将来の独立を目指す(収入の柱を増やす)
- 業務の手抜きを覚える(完璧を求めすぎず、効率的に働く)
特に「手抜きを覚える」ことは、ワーママにとって重要なスキルです。
すべてを完璧にこなそうとせず、仕事も家庭も「できる範囲でやる」と考えることで、心と体の負担が軽くなりますよ。
働き方を変えるメリット
仕事を完全に辞めるのではなく、働き方を調整することで、次のようなメリットがあります。
- 収入の安定を維持できる
- 社会保険や福利厚生を継続できる
- キャリアを途切れさせずにすむ
- 家庭とのバランスが取りやすくなる
無理をして働き続けるのではなく、自分に合ったペースで働くことで、ストレスや疲れを軽減できます。
どんな人におすすめ?
以下のような方には、「仕事を辞める」よりも「働き方を変える」ほうが向いているかもしれません。
- 仕事自体は嫌いではないが、負担が大きい
- 収入が途絶えるのが不安
- 家族の生活を考えると、急に辞めるのは難しい
- キャリアを完全に手放すのは避けたい
もし「仕事を辞めるべきか迷っている」なら、いきなり退職するのではなく、まずは働き方を変える方向で考えてみてはいかがでしょうか?
転職エージェントの1つに、時短正社員に特化した「リアルミーキャリア」という会社があるので
- まずは登録
- どういう仕事が紹介されるのか?を確認
がおすすめです。
登録するのが遅くなると、年齢が理由で紹介件数が少なくなる可能性もあります。
だから今すぐ無料登録だけでもして、自分の市場価値を確かめてみることをおすすめします。
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40代疲れたワーママがお金の不安を乗り越える方法
仕事を辞めるかどうかを考えるときに、一番の不安は「お金」のことですよね。
収入がなくなると生活が成り立たなくなるのでは?と不安になるのは当然です。
しかし、事前にしっかり準備をすれば、お金の不安を軽減できますよ。
- 退職後の収入の確保
- 現在の支出チェック
- 家計の見直し
順番に説明します。
退職後の収入の確保
仕事を辞めた後の収入源を確保することが大切です。
以下のような選択肢を考えてみましょう。
- フリーランス・在宅ワーク(Webライター、動画編集、データ入力など)
- 副業を始める(ブログ運営、ネット販売、投資など)
- 扶養内パートを探す(短時間勤務で収入を得る)
- 失業保険を活用する(一定期間の生活費を補填できる)
「いきなり無収入になるのは不安…」という場合は、副業から始めるのもおすすめです。
私は会社員時代にブログを始めて、今はWebライターで収入を得られるようになりました。


現在の支出チェック
まずは、自分が毎月どのくらいお金を使っているのかを把握することが大事です。
特に、以下の支出項目をチェックしてみてください。
- 住宅ローン・家賃
- 保険料
- 通信費(スマホ・ネット代)
- 食費
- 教育費
- 娯楽費・交際費
無駄な出費がないか確認することで、退職後の生活資金の計画が立てやすくなります。
家計の見直し
支出を減らすことで、貯金を守りつつ生活することができます。
効果的な方法をいくつかご紹介します。
- サブスクを見直す(使っていないサービスは解約)
- 格安SIMに変更する(通信費を大幅に節約)
- 不要な保険を解約する(無駄な保障を減らす)
- 電気・ガスのプランを変更する(より安いプランに切り替える)
- FP無料相談を活用する(家計改善のプロに相談する)
また、家計の見直しだけでなく、無理のない投資で蓄財を加速するのも一つの手です。
少額から投資を始めることで、将来の収入源を作ることも可能ですよ。
お金の不安を軽減するためには、「収入を増やすこと」と「支出を減らすこと」を同時に考えるのがポイントです。
事前に準備をして、安心して次のステップに進めるようにしましょう!



私は、FP無料相談も一度使いました。
利用してみると、発見がたくさんありますよ!


40代疲れたワーママが辞める場合の準備方法
仕事を辞めると決めたら、「退職してからどうするか?」をしっかり考えておくことが大切です。
何の準備もなく辞めてしまうと、「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまうかもしれません。
スムーズに退職し、安心して次のステップに進むための準備方法をご紹介します。
- 退職後の生活資金をシミュレーションする
- 退職後のキャリアプランを考える
- 家族の理解とサポートを得る
- 会社に退職意思を伝える
順番に説明します。
退職後の生活資金をシミュレーションする
仕事を辞めた後の生活資金がどのくらい必要なのかを把握しておきましょう。
シミュレーションのポイントは以下の通りです。
- 毎月の生活費はどのくらい必要か?
- 貯金でどれくらいの期間生活できるか?
- 失業保険がどのくらい支給されるか?
- 退職金があるかどうか?
例えば、退職後に収入がゼロになってしまう場合は、半年〜1年分の生活費を貯めておくと安心です。



私は、自分が負担していた生活費3年分を貯めてから辞めました。
退職後のキャリアプランを考える
仕事を辞めた後に「どう働くか?」を考えておくことも重要です。
- 転職する(新しい職場で働く)
- フリーランス・在宅ワークを始める
- 扶養内パートで働く
- しばらく専業主婦になる
例えば、「在宅ワークに切り替えたい」と考えているなら、退職前に副業としてスタートしておくとスムーズに移行できますよ。
副業ブログから始めて、Webライターで独立する道に興味がある方は、以下もチェックしてください。


家族の理解とサポートを得る
仕事を辞めることで、家計や生活がどのように変わるのか、家族としっかり話し合いましょう。
- 退職後の生活費をどうするか
- 夫の収入だけでやっていけるのか
- 家事・育児の分担をどうするか
家族の理解が得られないと、辞めた後に「こんなはずじゃなかった…」とトラブルになりがちです。
あらかじめ計画を立てておけば、安心して退職の決断ができますよ。
会社に退職意思を伝える
退職を決めたら、スムーズに辞められるように準備しましょう。
- 退職のタイミングを考える(繁忙期を避ける)
- 上司に早めに相談する(退職希望日の1〜2ヶ月前には伝える)
- 引き継ぎをしっかり行う(職場に迷惑をかけないように)
- 感謝の気持ちを伝える(円満退職のために大切)
急に「来月辞めます!」と伝えると、職場との関係が悪くなる可能性もあります。
なるべく円満に退職できるよう、計画的に進めていきましょう!



私は、2024年3月末で辞める意思を、約10ヵ月前から上司に予告していました。
40代疲れたワーママが仕事を辞めた後の働き方2選
仕事を辞めた後、「これからどう働くべきか?」と悩むこともありますよね。
「すぐにフルタイムで働くのは厳しい…」「家計のことも考えながら無理なく働きたい」
そんな方におすすめなのが、フリーランス・在宅ワークと扶養内パートの2つの働き方です。
フリーランス・在宅ワーク
在宅で仕事をしながら、自分のペースで働けるのがフリーランスの魅力です。
具体的な職種
- Webライター
- 動画編集
- データ入力
- オンラインアシスタント
- SNS運用代行
メリット
- 通勤が不要で家事・育児と両立しやすい
- 自分のペースで仕事を調整できる
- 仕事を選べる自由がある
デメリット
- 収入が安定しにくい
- 自己管理が必要
- 未経験からだとすぐには稼ぎにくい
フリーランスは軌道に乗るまでに時間がかかるため、「副業から始める」「貯金を確保する」などの準備をしておくと安心ですよ。
扶養内パート
「収入は確保しつつ、家計への負担を抑えたい」という方には、扶養内で働くのも選択肢の一つです。
具体的な職種
- 事務
- 販売
- 軽作業
- コールセンター
- 保育補助
メリット
- 収入が安定しやすい
- 社会保険の負担が少ない
- 生活リズムを崩さずに働ける
デメリット
- 働く時間に制限がある
- 職場の人間関係に左右される
- フルタイムほどの収入は得られない
扶養内で働く場合、年収103万円・130万円の壁に注意しながら、家計に合った働き方を選ぶことが大切です。
どちらを選ぶべき?
フリーランス・在宅ワークに向いている人
- 通勤なしで働きたい
- 自分のペースで仕事がしたい
- 将来的に独立を考えている
扶養内パートに向いている人
- 安定した収入を確保したい
- 職場の人と関わるのが苦にならない
- 社会保険の負担を抑えたい
どちらの働き方が自分に合っているかを考え、無理のない方法を選んでくださいね!



私はフリーランスがすごく合っていました。
いろいろ大変なこともあるけど、今が幸せです!
40代疲れたワーママが後悔しない選択をするために【まとめ】
仕事を辞めるか続けるか、どちらを選んでも「本当にこれでよかったのかな…?」と悩むことはありますよね。
だからこそ、大切なのは「自分が納得できる選択をすること」です。
後悔しないために、以下のポイントを意識してみましょう。
1. 仕事を辞める・続ける判断の基準を明確にする
- 自分の心と体が限界を超えていないか?
- 家庭や生活とのバランスが取れているか?
- 仕事にやりがいを感じるか?
「続けるのがしんどい…」と感じるなら、無理をしないことが大切です。
2. 辞めると決めたら、しっかり準備をする
- 生活資金をシミュレーションする
- 退職後のキャリアプランを考える
- 家族と相談し、サポートを得る
焦って辞めてしまうと、あとで「やっぱり続ければよかった…」と後悔することも。
事前にしっかり準備をすれば、安心して次のステップに進めますよ。
3. 働き方を変えるのも一つの選択肢
「辞めるべきか迷っている」という方は、働き方を変えることで負担を軽減できるかもしれません。
- 時短勤務に切り替える
- リモートワークを活用する
- 副業を始めて新しい収入源を作る
- 手抜きを覚える(完璧を目指さない)
無理に辞めなくても、今の環境を工夫することで、もっと楽に働けるかもしれませんよ。
4. 40代だからこそ、これからの人生を前向きに考える
「40代で仕事を辞めるのは不安…」と思うかもしれませんが、決して遅すぎることはありません。
実際にフリーランス・在宅ワークにシフトして、ストレスを減らした方も多くいます。
実際に、私もその一人です。
無理をしすぎず、自分に合った働き方を見つけることが大切です。
この記事を参考に、自分にとってベストな選択をしてくださいね。応援しています!